2017年3月23日(木)

卒業生に向けて

卒業生、修了生の皆さん、おめでとう。

研究室で学んだこと、それはカーボンのサイエンスだった?

僕はこの研究室で、カーボンのサイエンスを通し、物事の捉え方、考え方を伝えたかったのだけれど、伝わっただろうか?

大学で学ぶこと、それは「考える」ことだ。そう考えている。
今日、この卒業の時点で、1年前もしくは3年前と比べ「考える」ことに習熟しているか、振り返ってみよう。

研究室では、少なからず知的な汗かいたのではないだろうか。
身体的な辛さとは切り離して考えて思い返して欲しい。
人によって違うだろうが、それなりの自信になる、と確信している。

問題にぶつかったら、研究室での経験を思い出して欲しい。
仮説を考える。それを確かめる。だめなら再構築。よければ更に深く考える。そんなことをやったはず。

社会に出たらこの繰り返し。
いつまでたっても終わらない。

そのプロセスに人生があるのではないか。
そんな感じがしている。

卒業生諸君、それぞれにとって良い人生が開けますように。

2017年3月23日

尾崎純一

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